黄金山は、広島市南区にあります。
広島市の南東部に位置し、かつては、
仁保島と呼ばれる広島湾に浮かぶ島の
ひとつでした。
そして、江戸時代の干拓により、
地続きになったと言う事です。
広島の猿猴川に架かる仁保橋を渡り、
黄金山へ向かいます。
仁保橋から見た猿猴川です。
川の中央にあるのは、広島名物のカキ筏です。
左岸、及び、正面は、
ロータリーエンジンで有名な
マツダ株式会社です。
国道2号線を渡り、黄金山へ向かって、
登り始めます。
登って行く途中にあったバス亭の近くに建てられた観光掲示板です。
黄金山には、「白南天の木の下を掘ると、黄金がでる」と言う伝説があります。
登って行く途中の
みなみ区回遊MAPにあった
「真緑の井戸」です。
緑の正体は、水草?
かつては、
生活用水として使用されていたようですが、
今は少し気持ち悪いです。
その近くにあった「案内地蔵」です。
確かに、お地蔵さんの右手が指差しています。
次に行く観音寺の方向を指しているとも、
いたずら好きなかわうそ退治の為に
たてられたとも、言われているようです。
次に観音寺に向かいます。
観音寺の手前で、
迎え地蔵尊と六地蔵尊が迎えてくれます。
その迎え地蔵尊と六地蔵尊です。
観音寺です。
仁保城主 三浦兵庫頭元忠の菩提寺で、
称号は「黄金山」でした。
黄金山の由来は、黄金伝説があったり、
夕日を浴びて黄金色に輝いて見えたからとか、
いろいろあるようですが、
これが一番由来として正しそうな気がします。
階段を登ったところ。
36体の石仏があります。
右側は、鐘楼です。
観音寺の観音堂です。
広島の原爆の爆心地4.25kmで被爆し、
鐘楼と観音堂が残りました。
黄金山へは、この観音寺から直接登って行く登山道があります。
しかし、丁度、この登山道に沿って水脈があり、たくさんの小動物が住み、
その小動物を狙ったマムシが多く住んでいます。
よって、「マムシ谷」と呼ばれる谷合を、登山道が通っています。
怖い!私は、一旦、自動車道に戻り、自動車道を登って行く事にします。
黄金山は、TV塔のあるでかい山と、
その西にも、コブのように小さな山が
あります。
その小さな山の頂上には、
NTTの無線中継所があり、
ビルの上に立派な鉄塔がありましたが、
今は撤去され、ビルのみとなってます。
右写真は、NTT無線中継所の山です。
自動車道を道なりに登り、
途中、標識に従って、左に折れます。
正面が、黄金山です。
途中、黄金山の北東方向を眺めたところ。
中央少し左手の山は、安芸郡府中町の
高尾山から呉婆々宇山
です。
こんな道を登って行きます。
この道に沿って桜が植えてあります。
桜の開花時期には、
黄金山に桜のハチマキを
見る事ができます。
これが、その桜のハチマキです。
山をピンクのハチマキが横切っています。
この桜は、
平成天皇が、
皇太子時代に
御成婚を祝し
植樹された木と
言う事です。
千本桜と
呼ばれています。
登っていると、
トンネルのような入口が塞がれています。
入口を塞いでいる扉の上部に隙間があり、
その隙間に傘がたくさん吊り下げられて
います。
なんだ?これは?
その隙間から中を覗き込むと、
反対側に入口の光が見えます。
トンネルの中に、
誰でも自由に入れないように
入口が塞がれているのだと
思いますが、
この傘は何の為?
登っている途中に見た景色です。
南東方向を見たところ。
中央正面が、安芸郡坂町です。
右側の山が、
森山
です。
その更に右側に、
広島呉道路が、広島湾を渡っています。
南を見たところ。
眼下には、
マツダの宇品工場が、
その向こうには広島湾が
見えます。
右の島は、
広島湾に浮かぶ金輪島です。
左側の山は、
森山
です。
少し西よりに目を向けます。
これも、眼下に
マツダの宇品工場が見えます。
真ん中左よりに見えるのが、
金輪島です。
右端から、細長く伸びているのが、
元宇品です。
元宇品には、
グランドプリンスホテル広島があります。
中央が元宇品で、
その向こうが、似の島です。
元宇品の更に向こうに、
薄っすらと島影が見える島が、
宮島です。
眼下は、マツダの宇品工場です。
更に西方向に、目を向けると、
広島市南部エリアが一望できます。
頂上につくと、
駐車場、休憩所があります。
そして、この説明がありました。
黄金山は、
昔は、仁保島城と言う
お城だったようです。
まず、三の丸跡へ
行ってみます。
三の丸は、南の突端にあります。
階段で、一段下の段へ下りるように
なっています。
三の丸跡からの眺めは、
すばらしいです。
左側が
森山
です。
右側に、一部、金輪島が
見えています。
元宇品方向です。
中央少し左に、元宇品、
その向こう、左に、
似の島が見えます。
更に向こう中央に宮島です。
次に、二の丸跡へ行ってみます。
二の丸は、三の丸のすぐ北側にあります。
二の丸には、テレビ塔があり、
この階段を登って行きます。
この二の丸の頂上近く、
階段の横に石垣があります。
これが、仁保城の石垣と言われています。
二の丸の上部です。
今は、テレビ塔が建っています。
二の丸の横を通って、駐車場へ戻ります。
そして、更に、駐車場の北側は、本丸の跡です。
そこには、展望台と、テレビ塔があります。
その本丸跡方向を見たところ。
本丸跡の展望台へ
登ってみます。
かなり、見晴らしが良い。
東を見たところ。
中央辺りの住宅街が、
向洋新町です。
その向こうに海田湾があり、
更に向こうは、
安芸郡海田町です。
南東方向を見たところ。
中央辺りの緑の小山が、
森山
です。
広島呉道路が、
森山のトンネルを抜け、
呉に向け続いています。
南を見たところ。
左手のテレビ塔は、先程行った
二の丸跡です。
中央辺りに見えるのは、元宇品で、
その向こうが、似の島です。
南の二の丸跡のテレビ塔です。
西を見たところ。
広島の市街地が広がっています。
北西を見たところ。
左手の緑の小さなエリアが、
比治山
です。
右手のこんもりした緑の山が、
二葉山、牛田山
です。
比治山の拡大写真です。
その向こうに
広島の中心エリアが見えます。
展望台横には、つつじが咲いていました。
ピンクのつつじも咲いています。
北側は、テレビ塔があり、
展望台から景色を見る事が
できません。
テレビ塔側に回って行くと、
山の北側を見る事ができました。
北東を見たところ。
中央を流れているのが、
猿猴川です。
今朝、渡って来た仁保橋も
見えます。
中央の山は、
高尾山から呉婆々宇山
です。
中央右寄りの楕円の緑地が、
空城山
です。
北を見たところ。
中央右辺りに見える高架の道路が、
広島高速2号線です。
中央の山は、
広島市東区にある二ヶ城山です。
黄金山の頂上の駐車場には、このような掲示板もありました。
先程、登って来た道を、途中まで引き換えし、南に下ります。
途中、こんな花も咲いていました。
みなみ区回遊MAPに載っていた
「馬頭観音」です。
道を下って行くと、
道路の左側、ビルの間にあります。
三つの頭、6本の手、そして、光輪がさし、
中央の頭には、馬の頭が載っています。
馬とくれば、
武士に関係する観音様なのでしょうか?
そして、石の道しるべです。
右 穴神社 説教場 宇品道とあります。
こっちの面には、丹那…とあります。
その道しるべの道を挟んだ反対側には、
水の神様「清水神(しみずさん)」が
あります。
その昔、修行僧が水を飲ませて貰ったお礼に、
末代まで水が枯れる事は無いと
言い残したと伝えられています。
社の前に、こんな鍵のかかった、
屋根付きの構造物があります。
もしかしたら、
この中に水が湧き出ている
清水が有るのかな?
先程、道路の反対側から、
バケツを持った若奥さんが、
すぐ横の水場から水を汲まれていました。
清水の水をポンプで汲んで使っているのかな?
ここから来た道を、北へ引き返します。
来る途中に見たNTT無線中継所へ
行ってみます。
途中、やくざの組長の家があり、
若い人達が、洗車をしたり、
煙草を吸ったりで、
前を通るのは、気持ちが悪い。
そこを過ぎ登って行く途中の景色です。
正面の山が、
二葉山から牛田山
です。
中央、左よりの山は、
高尾山から呉婆々宇山
です。
比治山
です。
その手前のビルは、
広島大学病院、及び、
広大医学部です。
NTT無線中継所の前から、
先程登った黄金山のテレビ塔を
見たところ。
そして、家路につきました。
雷雨の中の黄金山です。
北東から見たところ。
夜の黄金山です。
北東から見たところ。