千光寺山(136.9m)、西国寺山(116m) :12Jan2013
広島県尾道市東土堂町、西久保町


千光寺山には、千光寺公園があり、子供の頃から、小学校の社会見学とか、日帰り家族旅行で、何度か
訪れた事があります。

今日は、尾道駅から、古寺めぐりコースを通り、おのみち文学の館めぐりコース、千光寺山展望台へと
登って来ました。その後、山を下りて、再度、古寺めぐりコースから西国寺へ登りましたので紹介します。


尾道駅を出て、東に向かうと、すぐ北の千光寺山に
尾道城が見えます。

でも、このお城は、本物の城では無く、1964年に
観光用のお城として建てられました。
子供の頃の記憶では、何かの展示場だったと思う。

しかし、今は立ち入り禁止で廃墟になっている
らしい。

麓から見ると、美しい立派なお城に見えるんですが…。









山陽本線を渡って、古寺めぐりコースを行く事にする。

土堂小学校の校門前から見た尾道城。

























途中で見た二階井戸。

坂の町、尾道で水の確保に、2階まで水を汲み上げる井戸は
欠かせませんでした。
























ここは持光寺。

見上げると、御影石でできた山門です。
別名、延命門とも呼ばれている。
この門をくぐると長生きできるのかな?























持光寺の本堂です。

ここは、粘土を握ってつくる「にぎり仏」で
有名です。

自分のオリジナルのお守りを作る事ができます。
















境内で見た椿です。

このお寺は、梅雨の時期には、紫陽花が
咲き誇るようです。


















古寺めぐりコースから尾道水道が見えます。

向こう岸は、向島です。
造船所のクレーンも見えます。

















ここは、光明寺です。

古寺めぐりコースを駅方面から来ると、
山門では無く、西の入口から境内に入ります。

















 その後、参道を下って行きます。

振り返ると、これから登る千光寺山が見えます。



















そして、次は、海福寺へ。 

これは、海福寺の本堂


です。















本堂の横には、「三ツ首様」 と呼ばれる墓があります。
このお墓、「三ツ首様伝説」が伝わっており、お参りすると
首から上の病気を治すらしい。

その伝説は、以下。
その昔、富んだ者から盗みをし、貧しい者に施しをする
鼠小僧のような3人の盗人がいました。しかし、ついに
捕らえられ処刑されてしまいました。
その夜、この寺の住職の夢枕に、3人が現れ、3人の首を
埋葬供養してくれたら、首から上の病を治すと告げました。
そして、住職によって、埋葬供養され、信仰を集めている
との事。
















海福寺を、また、光明寺側に出て、階段の手前を
右に入る。



















その尾道の小道を進んで行く。

尾道は、坂の町で、道は細いが、雰囲気がある。

























次は、宝土寺へ着いた。 



















宝土寺の境内にあった観光案内図。
左端の尾道駅から、茶色の「古寺めぐりコース」を東に向かっている。
 




























宝土寺の境内から、千光寺山を見上げたところ。




















宝土寺を出て、更に東へ進んで行く。




















そして、千光寺山に登って行く坂道の千光寺新道に出る。

この千光寺新道から、「おのみち文学の館めぐりコース」が
始まっている。
























脇道に入ると尾道市文学公園がある。
この公園の階段を登ると志賀直哉旧居がある。



















その志賀直哉旧居。

志賀直哉の代表作の「暗夜行路」には、
この尾道の情景が描かれてます。

小さな縁側に猫が。














その猫。

カメラを持った私に、まるでポーズを
とってくれているようです。
















志賀直哉旧居の前の木の畑には、切ったミカンが木の枝に
刺されている。

なんだか、きれいだけど、何の為?























志賀直哉旧居前の階段を下りかけて、下から旧居を撮影。


























千光寺新道から千光寺道へ向けて行く
途中の景色。



















尾道大橋まで見渡せます。




















その尾道大橋の拡大写真。

重なって、一本の橋に見えるかもしれませんが、
2本橋があります。

手前が1999年に開通した新尾道大橋で、
その向こうが1968年に開通した尾道大橋です。














千光寺道に出ました。

千光寺山ロープウェイも見えます。


















千光寺道を登りながら振り返ると、
尾道水道が見えます。



















千光寺道を登って行くと、下に天寧寺の三重塔、
その向こうに、尾道の町、そして、尾道水道が
見渡せます。


















天寧寺の三重塔。

この三重塔は、国の重要文化財だそうです。

1368年に、足利義詮によって、五重塔として建てられた。
しかし、1692年に痛みの激しい上層の二層を取り払い
三重の塔に改築された経緯があるらしい。





















そのすぐ上には、アララギ派の歌人、そして、
リーダーだった中村憲吉の旧居があります。



















東に浄土寺山が見えます。


























千光寺へ登る途中には、磨崖仏もありました。

三尊佛が彫られてました。


















そして、やっと千光寺が見えて来ました。


























千光寺の本堂です。 



















千光寺からの景色。

向かいは、向島です。
向島で一番高い山が高見山です。

小学校の社会見学で、尾道と高見山は、
セットで行ったような記憶があります。














尾道大橋方面も、よく見えます。




















新尾道大橋と、尾道大橋。




















本堂と、その西にある三十三観音堂の間から、
三重岩が見えます。

この突き当りを右に行くと、「文学のこみち」。
左へ行くと、石鎚山へくさりを登るコース。

私は、文学と言う柄でも無いし、迷わず左へ。














振り返って、本堂と、その向こうの景色を見る。
 



















ちょっとしたスペースがあった。

目の前には、夫婦岩。

なんとなく岩の形から、そう呼ばれるようになったのかもと
想像してしまう。





















そして、ここから石鎚山へ鎖修行のスタートだ。

100円の修行料を入れて、鎖を登って行く。

























本堂の屋根越しの景色。




















この鎖を登って行く。 


























今度は千光寺の玉の岩が見える。
その向こうの山は、浄土寺山。

玉の岩には、伝説が有りました。

昔、海から見渡せるこの岩の先端が夜になると
玉のように光り、灯台の役割を果たしていた。
遠い国の皇帝に噂が伝わり、家来が削り取り、
持って帰ろうとして、海に落としてしまう。
よって、この辺りの海を、玉の浦と呼ぶように
なった。
光る玉がなくなり、不便をした、この辺りの人は、
この岩の上で、かがり火をたくようになった。
現在は、電気で光る玉が置かれている。








尾道水道が見えます。




















更に鎖を登って行く。




















でかい岩を登りながら見た風景。



























向島が良く見える。




















昼寝ができそうな岩がある。

この辺りの海を、玉の浦と呼んだのかな?!


















大陸の大きな川しか知らない中国人が、
この尾道水道を見て、何と言う川かと
質問したと言うような、子供の頃聞いた話を
思い出した。

















千光寺の玉の岩と、向こうには浄土寺山。 




















石鎚山の頂上には、石鎚山大権現が
祀られている。



















石鎚山頂上からの景色。




















石鎚山頂上から見た尾道水道。




















振り返って、石鎚山頂上の祠の辺りを見たところ。




















眼下に、お寺も見える。
これは、福善寺。



















尾道の町、海、島。




















大きな岩と木の間から景色を見る。



























尾道大橋も見える。















































向島。

大きな工場は、JFE商事造船加工(株)。
造船用の鋼材手配から、船のブロック製作を
行っている。






石鎚山くさり修行コースから、文学のこみちへ
戻り、千光寺山の頂上を目指す。








頂上の展望台。
2階はレストランで、その上が展望台に
なっている。


















南側の景色。

尾道水道も向島も一望だ。


















西には、尾道市立美術館が見える。

この美術館は、2003年に、世界的な建築家の
安藤忠雄氏によって、リニューアルされた。

尾道ゆかりの洋画家 小林和作の作品等が
展示されている。」














南西の景色。

尾道水道と呼ばれるだけあって、
海の道と言う感じで、細く水路が
伸びている。

千光寺公園の西の端の方に
小さく尾道城が見える。















その尾道城。




















西の山塊。

その向こうは、三原である。


















東の景色。

尾道大橋。
その向こうは、松永湾。

















北東の景色。




















展望台を下りる。

展望台の下には、有名画家スケッチポイントが
ある。

その景色。















展望台から、尾道市立美術館方向へ向かう。





















尾道市立美術館手前を、千光寺の本堂へ
向かって下って行く。

鼓岩が見えて来た。
















その鼓岩。

岩の上を小石でたたくとポンポンと音がするので、
ポンポン岩とも呼ばれている。

















その鼓岩の先端に近づいて、景色を見る。





















鼓岩から、尾道市立美術館方向を
振り返る。



















千光寺本堂へ下る途中の景色。



















下って行くと、ロープウェイが見えて来る。




















先程登った石鎚山。くさり山とも呼ばれている。



























そして、千光寺本堂前に戻ってきた。

手前左側は、三十三観音堂。


















登って来た道を、天寧寺の三重塔まで戻る。


























その三重塔の北を東にまわり下る。

三重塔と浄土寺山。


















三重塔の東側から。




















南東から見あげたところ。


























南から見あげたところ。


























三重塔から天寧寺へ向け、下る途中に
見た景色。


















尾道大橋。



















浄土寺山。


























天寧寺境内から、天寧寺三重塔と、千光寺山。


























天寧寺三重塔と、千光寺山。

千光寺の玉の岩が良く見える。
夜になると、この玉がきれいに光るのだろう。

















天寧寺本堂。




















本堂内部。

御本尊様。

























そして、 迫力のある襖絵。




















天寧寺の本堂の横の五百羅漢堂。

その中の五百羅漢様。



















そして、山門の前から。



























天寧寺を出て、古寺めぐりコースを東へ向かい、
途中、天満宮へ寄る。

























天満宮の境内には、大クスノキがあります。




















階段の上からの景色。




















天満宮ですから学問の神様 菅原道真公が
祀られてます。


















角度を変えて。




















天満宮を出て、西国寺へ向かう。

途中、先程登った千光寺山を見たところ。


















尾道大橋。




















浄土寺山と尾道大橋。




















途中、これから向かう西国寺の三重塔が見えた。















































西国寺階段上から山門方向を見たところ。


























西国寺境内から、三重塔を見たところ。

この写真の左半分に写っている西国寺金堂は、
国の重要文化財らしい。
知らんかった!

行基の開基と伝えられるが、度々の消失に会い
現在の金堂は、南北朝時代に備後の守護 山名氏によって、再建されたとの事。












三重塔目指して登って行く。




















振り返った景色。




















境内にあった力石。

尾道は、古くから栄えた港町。
荷役で働く力自慢の人がたくさんいた。
この力石を持ち上げて、力を競ったらしい。
















境内からの景色。









































西国寺の裏手の道を登り、やっと三十塔へ到着です。



























その三重塔。

この三重塔も国の重要文化財です。
1429年、室町幕府第六代将軍 足利義教によって建立された。

この三重塔のある場所から、西国寺山へ登って行く。





















西国寺山には、タンク岩と言う見晴らしのある
岩がある。

そのタンク岩から南側の景色。


















南西の景色。

右端が千光寺山。

















北西の景色。




















西国寺山の頂上。


























西国寺山から、西国寺を通って、下山する。

西国寺の階段横に、金剛院があり、そこに
石でできた重軽天狗の面がある。

この重軽天狗を軽く持ち上げる事ができれば
願いがかなうとの事。














西国寺から参道を下り、国道2号線へ出る。
併行に走る山陽本線に電車が来た。
その向こうの山は、千光寺山。
























長江口の交差点付近から千光寺山を
見たところ。

写真の山陽本線下をくぐると、
千光寺山ロープウェイの駅があります。


私は、山では無く、海岸へ向けて歩きます。













海岸通りから。



















おのみち海の駅。
(尾道中央ビジター桟橋)



















係留された船越しの景色。




















尾道の細い水道を行きかうフェリー。



















羽を休めるカモメ。



















尾道水道の景色。

写真は、有りませんが、
海岸通りは、尾道海辺の美術館になっており、
尾道の絵画コンクールの優秀作品が飾られて
ます。




































千光寺山。

頂上の展望台が見えます。


















フェリー。

橋ができても、車が無い人にとっては、
船は重要です。

















尾道の駅前に到着です。

尾道城がきれいに見えます。


















最後に、海岸通りから尾道大橋をズームUP。

海には、向島と結ぶフェリーが行きかっている。


















海岸通りは、きれいに整備されており、気持ちよく
歩く事ができました。


















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