宗箇山(356 m) :  26Oct2013
広島県広島市西区三滝町




宗箇山、別名、三滝山へ登って来ました。

JR山陽本線の横川駅の北口を出て、
西方面へ向かいます。

太田川放水路へ突き当たると、土手の上を
北へ向かいます。

土手の上から、北西を見ると、正面に宗箇山、
右手に大原山が見えます。









太田川放水路の川下へ目を向けると、
JRの可部線の鉄橋が見えます。








途中、太田川放水路に架かる三滝橋を渡り、
三瀧寺へ向かい、道なりに道を登って行きます。








登る途中にあった三滝地区の案内図。

これから登る宗箇山は、地元の人達からは、三滝山と呼ばれてます。
それは、山の中腹にある幽明の滝、梵音の滝、駒ヶ滝の3つの滝に由来している。


































宗箇山、別名、三滝山の
案内図。




































三瀧寺に着きました。



















想親観音堂。




















宗箇山への登山口を探しながら、多宝塔へ行って見る。

北西から多宝塔を見たところ。
























多宝塔の
説明板。


















1526年に創建された歴史のある塔であるが、原爆犠牲者供養の為に、和歌山県の広八幡神社から
移築されたとの事。
広島に住むものとして、感謝をしなければいけない。







反対へ回り、南東から見たところ。


























近くで、落ちた銀杏を拾っている人を見つけた。

箒で集めて、拾うんですね!
初めて見ました。










結局、多宝塔の奥には、登山口が無いのがわかり、引き返す。











先程の想親観音堂の横の道が、登山道へ入る道だった。

宗箇山への道。























昨日、雨が降ったばかりで、道が小さな川になっている?


























尾根道に出て、宗箇山へ向かう。

途中景色が見える。
広島市街の向こうには、広島湾が見える。
















中央辺りに江波山、広島湾湾を越えて、
似島、そして、江田島も見える。


















来た道を振り返ると、尾根の反対側にある
大原山が見える。


















北東には、高陽方面、その向こうに白木山が
見える。


















双子の大岩へ出る。




















広島湾が光って見える。




















東には、中央少し右よりに牛田山が見える。




















広島の市街が一望できます。




















登って来た尾根筋方向を振り返ると、
大原山が見える。


















宗箇山の頂上へ着いた。

南を見たところ。
太田川放水路が、広島湾に向け真直ぐに
伸びている。

この太田川放水路は、かつて、広島デルタを
流れていた7本の川の内、山手川と福島川を
一本に統合し拡幅する事によって、造られた
治水を目的とした川である。


中央右寄りに、薄っすら見える島は宮島。







東へ目を移す。

広島市街を一望できる。

















展望案内図も設置されている。



















頂上には、宗箇山の由来の説明があった。































宗箇山は、広島浅野藩の家老 上田宗箇が、
茶屋の借景として、この山を選び松を植えた
事に由来している。

自然の景観を生かし、ワンポイントで手を加え
借景にする発想がすばらしい。

上田宗箇が植えた宗箇松も、現在、4代目が
植えられている。





















これが、4代目の宗箇松。
3代目の宗箇松の切株も、すぐ近くに残っていた。

























北を見ると、火山が見える。



















西を見ると広島南アルプスの連なりが見える。

広島南アルプスは、広島市の西から北にかけて、
鈴ヶ峰、柚木城山、大茶臼山、丸山、火山、武田山
と連なっている。















南東を見たところ。

中央右よりに、平野の中に、お椀を伏せたように
見える山は、黄金山















北東を見ると、太田川に架かる祇園新橋が
見える。


















広島市中心部を、
ズームアップした
ところ。

中央辺りの背が高い
ビルは、基町クレド。

中央の緑地帯の
お皿を伏せたような
建物は、広島グリーン
アリーナだ。

写真上方左よりの
山は、黄金山

その向こうの山は、
絵下山である。









写真中央の緑地帯は、
広島平和記念公園

世界遺産となった
原爆ドームも小さく
見える。

中央上部の島は、
金輪島。


















写真中央は、元宇品。

その陰に建つビルは、グランドプリンスホテル
広島である。

川は、京橋川と元安川が合流し海へ流れ出ます。














広島デルタを流れる6本の川の内、3本の川が
見えます。

左から、本川、天満川、大田川放水路。

本川と、天満川の間に見える緑地帯は、
江波皿山と江波山です。













太田川放水路の河口。



















宮島も見えます。



















尾根道を進んで行くと、西側に大茶臼山が
見える場所があった。


















尾根道から、三瀧寺に下る道への分岐がある。

三瀧寺への道を下る途中、竹藪を抜ける道があった。
























途中、道にオレンジの塊が!



















まん丸オレンジの帽子をかぶったキノコだった。


















昨日の雨で、道が川になっている。

岩肌を流れる道で、足を滑らせないようにしないと…。























足の置き場が無い。


























やっと、三瀧寺へ着いた。

三瀧寺の最奥部に、お寺の名前の由来に
なった滝のひとつの幽明の滝と鎮守堂がある。
















鎮守堂への階段脇の狛犬。

左側の狛犬。
























右側の狛犬。



















三瀧寺の最奥部にある鎮守堂。

被爆建物として、残っている。
























三瀧寺の名前の由来になった滝のひとつの幽明の滝。



























とぐろを巻く蛇が祀られている?
5円玉が供えられていた。

そして、頭上には水が掛からないように
石の板の屋根がかけられていた。















境内には、多くの石仏が祀られている。


























三代目の天狗杉。初代は天狗松だった。

三鬼権現様の眷属だった天狗達が、この木に停まったとの事。























岩に彫られた仏様の顔が穏やかで魅力的だ。

























幽明の滝の水が本堂脇に流れ落ちている。


























本堂の回廊に設置された仁王像と言う事だが、
片手で持ち上げているのは?
小餓鬼を懲らしめているポーズ?

良く見る仁王像とは、ちょっとイメージが違う。






















本堂から見た三鬼権現堂。



















本堂には、聖観世音菩薩が祀られている。



















本堂横には、水掛け地蔵が祀られている。



















本堂の縁側で、くつろぐ猫達。

仲がいいね!


















石仏。

これは、インドの神のようである。


















わかりにくいけど、岩肌に彫られた磨崖仏もあった。


























先程、本堂から見た三鬼権現堂へお参りする。




















三鬼権現堂から、更に階段を登って行く。

黄色のキノコが生えていた。























階段を登って行くと、眺望が開ける。


正面、右よりの山は、双葉山

















階段を下りながら、本堂の屋根を見たところ。




















本堂の脇の階段を下りながら、本堂を見上げたところ。


























本堂の下を流れ落ちる水。


























その拡大写真。

本堂の下に水路がつくられているようだ。























更に階段を下りながら、本堂を見上げたところ。


























流れの中に竹を設置し、水を流している。

その向こうの建物は、六角堂。
























その竹の中を流れた水は、手水鉢に
流れ落ちている。


















自然をバックにした庭園もある。

この庭は、補陀落之庭。

補陀落(ふだらく)とは、観音菩薩の住みか、
または、降り立つとされる山。

そして、補陀落は、サンスクリット語でポタラカと
読む。

そう言えば、チベットのラサのポタラ宮は、
観音菩薩の住みかに由来しているのだろう。








補陀落之庭の奥には、三瀧寺の名前の由来になった滝の
ひとつの梵音の滝。

























庭の垣根の脇に咲いていた牡丹の花。




















その先にあった茶室。



















茶室の横の坂道を下りながら、振り返ったところ。



















登る前に来た想親観音堂が見えて来た。



















三瀧寺で見たヤマガラです。

綺麗な鳥で、見るだけで
楽しい。






















三瀧寺から来た道を下り、大田川放水路を
渡り、JR横川駅へ向け帰ります。

JR可部線の鉄橋を電車が渡って行くのが、
見えました。














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